白泉社ララで連載中の斎藤けん作「天堂家物語」(最新刊5巻)
少女漫画だけど、少女漫画っぽい甘い感じはほぼなく、「天堂家」のかなり個性的な人々が天堂家の跡継ぎの座を巡って先代当主の息子である天堂雅人と対立しています。
この天堂雅人という人がかなり怖くて強い人で、主人公の蘭(偽物)はけっこう翻弄(ほんろう)されています。
ここでは、天堂家物語のあらすじと感想をネタバレなしで紹介しています。
天堂家物語 ネタバレなしであらすじを紹介
天堂家物語のPVがありました。
この怖そうな男(天堂雅人)に嫁いできた鳳城蘭は偽物だった、という所から物語は始まります。
天堂家物語のあらすじ
ある娘が、川に流されていた。
血なまぐさい跡目(あとめ)争いがおきている天堂家に嫁ぐことが怖くなった鳳城蘭が、川に身投げをしたのだ。
それを助けたのが蘭(の偽物)。
鳳城蘭の話を聞いた蘭(の偽物)は、自分が身代わりとなって天堂家に嫁ぐことにした。
嫁いだ先の天堂雅人にすぐに偽物と見破られた蘭 (の偽物) 。
一度は雅人から解放されたが、あることを気にして自ら雅人のもとに戻ったことがきっかけで、鳳城蘭の身代わりになるなることを命じられる。
蘭(の偽物)の天堂家での身代わり生活がはじまった・・・。
天堂家物語を無料で立ち読み
天堂家物語 ネタバレなしで感想を紹介
この話、謎がとっても多いです。
とっても怖い天堂雅人は、天堂家先代当主の息子ですが、正式な結婚をして生まれた子供ではないようで、天堂家の人たちに疎まれているようです。
でも雅人は父親の貴人によく似ているらしく、貴人の妹の操にはとても気に入られています。
二年前には女の人が天堂家で殺された事件があったみたいですが、誰がどうして殺されたのか不明です。
そして蘭(偽物)も謎が多い子です。
山の中でじっちゃんにチビと呼ばれながら暮らしていたのですが、じっちゃんは本当の祖父ではなく蘭(の偽物)は拾われた子なのだそう。
なので 蘭(偽物)の出自も不明です。
じっちゃんにチビと呼ばれていたので、名前もありません。そのため、蘭(偽物)としか書けないんです。
じっちゃんもなんだかかなり強くてすごい人らしく、 蘭(偽物)に体術・棒術・弓術・薬法・蘇生法などを教えたのだとか。
こんな謎だらけの「天堂家物語」
現在、5巻まで発売されていますが、いったいどんな結末を迎えるのか全く想像もつきません。
雅人も、天堂家をつぎたいのか天堂家を壊したいのか、何が目的なのかいまいち見えません。
天堂家物語を無料で立ち読み
天堂家物語はどんな人におすすめ?
・明治時代風の世界が好きな人
→漫画の中でどの時代とははっきり書かれていませんが、 天堂家物語の舞台は明治時代風の世界だと思います。
・謎めいた強い男の人が好きな人
→天堂雅人がまさにそんな人です。心の中で本当は何を考えているか読めない。でも何かを成し遂げるために、強い意志を持っている、そんな人です。
・謎の多い話が好きな人
→この天堂家物語はホント謎が多いです。なので○○の正体はこれなんじゃないかとか、実はこういうストーリーなんじゃないかと先を想像しながら読んでいます。
謎が多いし、天堂家には雅人のおじ・おば・めい・おいなどたくさんの人がいて、それぞれがかなり個性的です。
ふつうの少女漫画では考えられなそうな展開がまっていそうなので、複雑なストーリーを楽しみたい人におすすめです。
天堂家物語を無料で立ち読み
コメント