アルスラーン戦記はどんな漫画？ネタバレなしであらすじと感想を紹介

別冊少年マガジンで連載中の、田中芳樹原作・荒川弘作漫画「アルスラーン戦記」

コミックス10巻まで発売されています。

（このサイトでは、基本的に少女漫画・女性向け漫画を紹介しているのですが、読んで面白かった少年漫画も紹介しています。）

アルスラーン戦記というだけあって、まさに闘いのシーンの多い漫画になりますが、私はストーリーが面白くて読んでいます。

闘いのシーンはけっこう残酷なので、そういうシーンが苦手な人に読まない方がいいかも・・・。

ペルシャ帝国をモチーフにした、パルスという大国を舞台にした壮大なストーリーの漫画なので、歴史ファンタジー漫画が好きな人におすすめです。

ここでは、漫画アルスラーン戦記のあらすじと感想をネタバレなしで紹介しています。

アルスラーン戦記はどんな漫画？ネタバレなしであらすじを紹介

大国パルスは、アンドラゴラス国王のもと、歴戦無敗を誇っていた。

そんな強国であるパルスに、戦をしかける国はいなかった。

ところが、パルス王国の西北方にあるルシタニア王国が、パルスの隣国マルヤムを滅亡させ、パルスに侵入してきた。

ルシタニア軍を迎え撃つため、国王アンドラゴラスが20万以上の大軍を率いて出陣。

14歳の王太子アルスラーンも、初陣することとなった。

あることから、戦の行方を心配になるアルスラーンだったが、兵士たちは王子は心配性だと陰口をたたく。

しかし、戦の行方はアルスラーンの心配どおり不穏な展開となり・・・。

アルスラーン戦記はどんな漫画？ネタバレなしで感想を紹介

私は、このアルスラーン戦記の原作小説を途中まで読んだことがあるので、現在漫画が発売されている10巻までのストーリーを知っています。

でもコミックスで改めて、アルスラーン戦記を読んで、ほんと面白いストーリーだなとひきこまれます。

一番の魅力は、アルスラーン王子の人柄と成長していく姿ですね。

少女漫画にでてくる王子さまは、かっこよくてなんでもできてヒロインが困ったときには、すぐ助けてくれるキラキラしたまさに王子様って感じの人です。

でもこのアルスラーンはちょっと弱くて頼りない感じ。

正直、部下がいないと何もできない人です。

でも、エラそうな感じはまったくなく、きちんと部下の話に耳をかたむけ、優しい心をもっています。

ちょっとネタバレにはなってしまいますが、アルスラーン戦記はあることから窮地にたたされたアルスラーンが、自分のため国のために部下を集め成長していく物語です。

アルスラーンの優しさはいい部分だけど、時に敵にも優しくしてしまうので部下をハラハラさせたりもすします。

そんあ優しいアルスラーンが困難に立ち向かいながら成長する姿が見られます。

そして実はアルスラーン自身にアルスラーンも知らない秘密がありそれが何なのかが気になる部分でもあります。

そしてアルスラーン自身は、まだまだかっこいいとは言いがたいのですが、アルスラーンを支える部下たちは個性的でかっこいい人物がそろってます。

まず、黒衣の騎士ダリューン。

彼はパルス軍の万騎長（一万人の兵の隊長）です。

とにかくめっちゃ強い!

黒髪、黒いマントと黒い馬がトレードマークのダリューン。

黒ってダークなイメージですが、強くて頼りになるいい男です。

そしてダリューンの友人のナルサス。

めちゃくちゃ頭がよくて、ひとつの事に対していく通りもの対処法を常に考えているんだとか。

金の髪をもち、精悍なダリューンとは対照的な優美な雰囲気を持つ人です。

他にもいろいろな登場人物が出てきますが、アルスラーン・ダリューン・ナルサスの三人がまずは主要な登場人物です。

タイプの違う三人なので、三人のうちの誰かがお気にいりのキャラクターになるかもしれません。

この三人のうちの誰かを好きになると、アルスラーン戦記を読むのがすごく楽しくなると思います。

漫画「アルスラーン戦記」ネタバレなしのあらすじ・感想のまとめ

私が思うアルスラーン戦記の特徴をまとめます。

・アルスラーン戦記（荒川弘作）は、少年漫画

・パルスというペルシャ帝国風の国を舞台にした、歴史ファンタジー漫画

・アルスラーン王子がさまざまな戦いを乗りこえ、成長していく物語

・闘いのシーンはけっこう残酷

・登場人物はかなり多い

・恋愛シーンはほぼなし

・戦いのシーンが多く、殺伐とした雰囲気になりそうだがアルスラーンの優しい人柄に癒される

・アルスラーンの秘密が気になる

・複数の場所でストーリーが進んで行くのでちゃんと読んでいないと話についていけなくなる

こんな感じです。

このアルスラーン戦記はホントに登場人物が多いので、流し読みしているとどこの国の誰だかわからなくなりそうです。

でもそれぞれの人物がきちんと描かれていて、かなりそれぞれの人物の特徴をとらえた描かれ方をしているので、ちゃんと読んでいれば誰だかわからなくなることもないです。

あとは戦いのシーンはけっこう残虐で、人の首が飛んだりとかするのでそういうのが苦手な人は読まない方がいいですね。

私は、ナルサスが頭を使っていろいろな敵をしりぞけるのが好きなのでそれが面白いと思ってみています。