千歳四季作「蒼竜(アズファレオ)の側用人」は花とゆめで連載中の少女漫画。
竜のお世話をすることになった少女・ルクルと、竜・ユリウスの物語です。
まっすぐな少女・ルクルが、頑なだった竜・ユリウスの心をだんだんつかんでいく感じがいいです。
ここでは、「蒼竜の側用人」のあらすじと感想をネタバレなしで紹介しています。
蒼竜の側用人のあらすじをネタバレなしで紹介
アズファレオは竜の加護深い国。
その王宮深くに住む竜・ユリウスの世話をするために、巫女の一族の娘・ルクルはやってきた。
はじめはただただ、恐ろしいユリウスの姿に怯えるルクル。
が、なんとかユリウスとの信頼関係を築きユリウスのお世話にも慣れていった 。
巫女として一人前になれず、村では居場所のなかったルクルだが、ユリウスのお世話をすることでだんだん自信をつけていった。
そんなある日、国王・ガラがユリウスの所にやってきて、いきなりユリウスを攻撃してきた。
驚いたルクルは身を呈してユリウスを守ろうとするが、ユリウスが怪我をしてしまう。
怯えながらも、ユリウスのそばを離れないルクル。
そして突然、ユリウスが人間の姿になった。
実は、ユリウスこそが竜の加護をうけたアズファレオの正統な王で、ガラ国王は王位を奪いユリウスを閉じ込めていたのだ。
ガラはとらえられ、ユリウスは無事に王位に戻った。
そして、ユリウスが人間の姿だったのは、一瞬だったのでルクルは竜のお世話係として王宮にとどまることになった。
蒼竜の側用人の感想をネタバレなしで紹介
この「蒼竜の側用人」は、竜の加護を受けるために、竜の姿になる呪(じゅ)を受けたアズファレオの王・ユリウスと、そうとは知らずに竜のお世話をするために王宮にきた、巫女の一族の娘・ルクルの物語です。
ユリウスはまだ王になりたての立場、ルクルは自分の村で巫女になるべく育ってきましたが、優秀な双子の姉がいて自分の居場所がない状態でした。
そんな二人が出会い竜・ユリウスのお世話をすることで、だんだんと自分に自信をつけ成長するルクルの姿が描かれています。
ユリウスとルクルの関係はすぐ恋に発展するのかなと思いましたが、4巻まで読みましたが恋愛関係にはなっていないです。
ルクルはもともと愛情深い少女で、誰にでも優しく接します。
そんなルクルにお世話され交流を持つうちに、ユリウスにとってルクルは特別な存在になりつつあるのかなと感じました。
きっとこの二人は恋愛関係になると思うのでいつ、どうやってなるのかが楽しみです。
私としては、ルクルがユリウスの竜の呪いを解いて人間に戻り二人は幸せに暮らしました、的な結末を期待しますが、なかなかそういう方向にすぐには行かなそうです。
3巻から、アズファレオに恨みをもつ竜になれる人間・ハイネが現れてルクルを連れ去ってしまうんです。
ハイネが竜になれた方法もまだ謎ですし、ユリウスが人間の姿に戻れるのかも謎です。
もしかしたら、このハイネとユリウスが会うことでいろいろな謎がとけるのかなと思うので、これからのストーリーが楽しみです。
おきにいり度 ☆☆☆
竜が出てくるのは好きだけど、もっと恋愛要素が強めの方が好みだなあ。
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