白泉社・花とゆめで連載中の友藤結作「贄姫と獣の王」
獣の王様と人間の娘の話?なにそれ?と思っていましたが、読んでみたら予想以上に面白かったです。
「贄姫と獣の王」は一言で言ったら、人間でありながら魔族の王の妃となる娘と魔族の王様の物語です。
ここでは 「贄姫と獣の王」のあらすじと感想をネタバレなしで紹介しています。
「贄姫と獣の王」ネタバレなしであらすじを紹介
ある国にひとりの少女が生贄としてささげられた。
その国とは獣のような姿かたちをした、魔族が住む国だった。
かつて人間はその魔族と戦っていたが今はあらそいはない。
しかし魔族への逆らわない証として人間の娘を、魔族に献上しているのだ。
生贄としてやってきたサリフィは、恐ろしい姿をした魔王を前にしてもまったく動じない。
それどころか魔王にたいしてズバズバと物を言う。
そんなサリフィを生贄として喰らう日までそばにおく魔王。
そして生贄となる「天啓」の日、サリフィは王の秘密を知ることとなる。
そしてその秘密を知られた王は、人間であるサリフィを魔族の王である自分の妃にすることに決めたのだった・・・。
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「贄姫と獣の王」ネタバレなしで感想を紹介
ちょっと最初にこの漫画のことを知った時は、魔王と人間の女の子が仲良くなるなんてありえないでしょ、と思っていました。
でもサリフィの生い立ちを知ると、本当に恐ろしいのは姿形ではない、ということを知りました。
その生い立ちがあるからこそ、サリフィは王のことをただ見た目だけで恐ろしいとは思わず、ちゃんと王の真の姿を見抜いたんです。
なので、サリフィが王を恐れないことにはすごく納得できました。
そして魔族の王。
彼には誰にも言えない秘密があり、ずっと一人で苦しんでいました。
でもその秘密をサリフィに見破られ、サリフィに受け入れられたから、サリフィのことを妃にしたいと思ったのでしょう。
この漫画、物語の結末はどこに向かっているかわかりませんが、もしかしたら、敵対している魔族と人間の懸け橋に王とサリフィはなるのもなんて思いながら読んでます。
でもその前に、サリフィが魔王の妃として魔族の家臣たちに認められなくてはなりません。
魔族にとって、人間なんて弱くてとるにたらない存在、それが自分たちの王の妃になるなんてありえないことですから。
とくに王の右腕の宰相アヌビスは、「こんな人間の小娘、王の妃にふさわしくない」と、サリフィが妃になるのを阻止するために無理難題をふきかけてきます。
サリフィが王の正式な妃に認められるのは、なかなか時間がかかりそうです。
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贄姫と獣の王はどんな人におすすめ?
・登場人物がほぼ人間以外の獣のような・爬虫類のような魔族ばかりでもOKな人
これがOKでないと贄姫と獣の王は読めないです。
ストーリーは、庶民の娘がさまざまな妨害にたえながら王の妃をめざすって感じなので、そういうストーリーが好きな人におすすめですね。
そこに人間と魔族という種族の違いならではの問題が、ストーリーをさらに面白くしていると思います。
サリフィを好きな人間の男の子が出てきたりもして、けっこうバリエーションある展開が待っています。
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