夢の雫 黄金の鳥籠12巻 あらすじ
ヒュッレムは、スレイマンの子を三人も産み、後宮では母后につぐ権力者だと皆に思われていた。
しかし、ヒュッレムは自分の無力さを感じていた。
大宰相イブラヒムが次の皇帝にと考えるセリムが皇位についたとして、他の皇子たちは生きていられるのか?と。
誰も殺されずにすむ後宮を目指したいヒュッレム。
それを実現するためには、自分自身が力を持たなければいけないのではないかと考え始めていた。
そんな中、女官たちの気晴らしという名目で、ヒュッレムとハディージェたちは、外国人居留地のガラタへ出かける。
そこでヒュッレムはある人物と再会した。
その人物と再開したことで、ヒュッレムは自分のこれから進むべき道を見つける。
一方、スレイマンはイブラヒムたちをともない、ハンガリーに遠征中。
イブラヒムは大宰相として、ハンガリーの首都ブタを守る3つの城塞を攻略し戦を勝利に導いていた。
そしてそこには、スレイマンの妹でイブラヒムの妻であるハディージェのかつての恋人、アルヴィーゼの姿もあった。
夢の雫 黄金の鳥籠12巻 感想をネタバレなしで紹介
この「夢の雫 黄金の鳥籠」に出てくるスレイマン一世やイブラヒム、ヒュッレムは実在する歴史上の人物のようですが、わたしは史実を知りません。
史実を知ってしまうと、この漫画の結末がわかってしまいそうなので、あえて調べないようにしています。
史実のとおりにこの漫画のストーリーが進んでいくのか、この篠原千恵先生独自のストーリーになっていくのか、いったいどんなストーリー展開になっていくのでしょうね。
12巻では、ヒュッレムの気持ちに焦点があたっていました。
スレイマン一世の子供を3人産み、後宮で不動の地位を得ていると周囲から思われているヒュッレムでしたが、ヒュッレム自身は無力感を感じていました。
たとえばセリム皇子が皇帝の座についてとして、それで他の皇子たちが殺されずにすむ保障などないからです。
そんなことを考えているうちに、スレイマンからの寵やイブラヒムの後見を頼りにするだけでなく自分自身も力を持つようになりたいと思うのです。
でも、力の強い妾が他の妾や他の妾が産んだ子供を殺すのが当たり前だったこの後宮を、どうやったら変えていけるのかなかなか難しいところですね。
そして、ヒュッレムはハディージェと行った外国人居留地である人物と再会します。
その人物と再会したことで、自分の今の立場がいかに恵まれているのかを改めて知り、その自分の幸運を返していきたいと決意するのです。
後宮で皇帝の寵姫になり、三人もの子をもうけ、たくさんのお手当をもらい優雅に暮らすヒュッレム。
もうそれだけで十分幸せで、弱者のことなど考えこの幸運を返したいなんて心境になる人は少ないんじゃないかなと思います。
でも自分の幸運さをちゃんとわかって、「私は皇帝の寵姫よ」とえらそうしないヒュッレムが素敵です。
彼女が望むように、「幸運を返せるようになるのか」「誰も殺されない後宮が実現できるのか」がこれからの見どころですね。
篠原先生は、きっとヒュッレムが自分の願いを叶えていく過程を、きちんと読者が納得できるように描いてくれると思うので、どんな展開になっていくのか楽しみです。
そして、12巻では進展はありませんでしたが、ハディージェ皇女とアルヴィーゼがどのなるのかも気になります。
アルヴィーゼは11巻でハディージェ皇女を迎えられるほどの手柄を立ててみせると言っていました。
でもそんなにうまくいくのでしょうか。
私は、アルヴィーゼが手柄を焦るあまり危険なことをして死んでしまうんじゃないかと心配しています。
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